アニメ『日本沈没2020』を観る

アニメ

先日ブログで投稿したアニメ版『ピンポン』と同じく、湯浅政明監督の監督作『日本沈没2020』を観た。

主人公たちは強い地震に見舞われながら、地震の原因を探り移動してく、という話。あっけなく人が亡くなっていくのだが、東日本大震災を被災地で経験している人はリアルに感じるのかと思った。

途中、昔漫画で読んだ『ドラゴンヘッド』(望月峯太郎作)を思い出した。
あの作品も地震に見舞われた主人公が家を目指す話だった。
『ドラゴンヘッド』が連載される前には阪神淡路大震災があり、『日本沈没2020』の前には東日本大震災があった。

個人的には、オリンピックでラストのクライマックスを迎えたことが好きではない。

今、2021年6月だが、東京オリンピックをめぐるグダグダを1年間目の当たりにした後に観てしまうと、全然感動的に思えない。
感動的に思えない理由はIOCの金満体質は昔からで、開催国の財政を圧迫しているのに、“平和の祭典”とか感動を売り文句にしたイメージを謳っていることだ。
ここまで大きな偽善などないんじゃないか?と思う。

オリンピックの裏側を知らなければ感動できたのだろうか?

ラストで主人公とその弟はオリンピックの舞台に立つ。
沈没してしまった日本の選手として、再び浮上してくる日本と重ね合わせて、二人の活躍が描かれる。

自分の場合、ひねくれているのでああいった大舞台でシンボリックに個人が祭り上げられるのは、そもそも好きではない。
・・・と書いてしまうと、身も蓋もないのだが。

なぜなのか考えたが、個人の活動を国みたいな大きなもののシンボルとして祭り上げて感動させよう、という誰かの意図が嫌いなのだ。
そこで活動する個人は大衆のおもちゃではないぞ!と思う。

ストーリーも、日常のライフラインが途絶えてしまったあとのサバイバルもよくできていると思うが、ラストがまったく好きではなかった。

いろいろと脈略もなく書いてきたが、このアニメは自分には合っていなかったのだと思う。