先日、twitter界隈で話題になっているっぽい本『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』を購入して読んでみました。

正直、読む前はそこまで期待していなかったんですが(失礼!)、これまでの自分が持っていた仕事に対する信念を大きく揺さぶられました・・・。そして、これまで自分が仕事に対して感じていたモヤモヤしたものに対する答えがそこにあります。

まだ読み終わって情報を消化しきれていないとこなんですが、早く何かの形にアウトプットしたくなり、勢いで書いています。これほど感情を揺さぶられた本っていうのは、本当に久しぶりだったので。
何に対してそこまで感動したのかをまとめてみます。

実力を磨くよりも、人生を好転させる「錯覚資産」

この本で解説されているのは「錯覚資産」という概念で、著者の造語です。
「錯覚資産」とは、以下のように本書で解説されています。

ここで重要なのは、「人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚」は、一種の資産として機能するということだ。
本書では、これを「錯覚資産」と呼ぶ。
ー P14

この「錯覚資産」が成り立つ理由を、心理学を中心に解説して、錯覚資産を作る方法を紹介しているのが本書。

人の不合理な決定の仕組みを解説

これまで自分が職場や仕事において感じていた疑問や、不満を抱いてきたことの原因が心理学や行動心理学で実証されてきて心理傾向で見事に解説されていました。
例えば「実力が評価されていないのに、なぜか出世する営業マン」とか「自分が勤めていた会社の経営者が、知り合いの経営者から紹介された怪しく見える人を簡単に信用してしまう」とか・・・。
一言で言えば、不合理な意思決定がなされる理由です。
それらが解説されています。

それらは他人に対して向けられた疑問や不満ですが、自分を振り返っても思い当たるフシがあります。
起業に成功した経営者をWeb上の記事でみただけで、その人に関する少ない情報で「信頼できそうだな」と感じたり、今度はその人に不利な情報が出てきても「たとえ、そんなことをしたとしても、何か大きな理由があるのでは?」と贔屓してみたり、「これは根拠がないのでは?」と過剰に勘ぐってみたりして、その情報に間違いがあるかのように振舞ったり。他人がそのように振舞っているのを見て怒っているうちはいいんですが、自分にも当てはまることが始末が悪い。単純に怒りを発散して収まることではないからです。

人間って、思った以上に不合理

「人間って、思った以上に不合理」、これが本書を読んでもっとも痛感したこと。
正確にいうと、これまでに感じていた不合理にはちゃんと理由があり、それをうまく使って生きている人もいるということです。意識して利用しているのか、天然なのか、天才なのかは分かりませんが、世の中の仕組みの大きな部分、それも自分と周囲の評価をつなぐための大事な部分の解説を読むことができたと実感しています。(これも錯覚させられているだけだとしたら・・・、と考えると怖すぎる。)

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