Web制作の仕事に就いて間もない頃、まだ素人同然なので当然思った通りスムーズにデザインができるわけもなく、うまくいかなかった時の自分に対する言い訳は「自分にはセンスがないんじゃないか・・・」でした。

今になって思うとデザインの制作フローが理解できてなかったり、うまく自分の中で案件に関する情報を消化できてなかったりと、センス以外にうまくいかない原因は思い当たりますが、そういった細かい事柄を抑えるスキルも含めて”センス”と言っていたような気がします。

センスって何?

唐突ですが”センス”っていうと、何を想像しますか?
以前の僕だと「天から授けられた才能」みたいな答えを返していたかと思います。

今の僕だったら、こう答えます。
「その人の中に蓄積された知識と好みの塊(かたまり)」。
うまくニュアンスが伝わるかどうか微妙ですが、ちょっと詳しく書いてみます。

デザインの学校の新入生なんかで”センスがある”って言われる人を例にするとわかりやすいかと思います。
(まだキャリアを積んでいなくて、デザインに関しての知識も浅く、訓練を積んでいない、素の状態という意味で)

全くデザインに関して学んでいないのにセンスがあるっていう人は僕が思うに、「それまでにデザインに興味を持って街の看板を見てきていて、その人なりに分析してきた人」だと思います。
本人としては好きで無意識にやっていることなので、努力したとは思っていないのではないでしょうか。
これは先ほどの「その人の中に蓄積された知識と好みの塊」のうちの「蓄積された知識」の部分になります。

「好み」はどういう風にセンスにつながるかというと、どういったデザインを良い(かっこいい・おしゃれ・真似したい)と思うか、その方向性と言えるのではないでしょうか。

以上が僕が考える”センス”が「その人の中に蓄積された知識と好みの塊(かたまり)」であると考える理由です。

※確かに生まれつきの才能はあると思います。
 この記事は生まれつきの才能が存在しないという主旨の記事ではないのでご注意ください。

センスは磨くことができる

上記の説明を見てもらうと分かると思うのですが、僕の考えるセンスには生まれつきの要素はありません。

デザインに関してで言えば、いろんなデザインを見て、自分なりに良さを分析して知識を蓄積する。
いろんなものを見ることで、それまでに自分が知らなかった良いものを知って、「好み」の方向性の幅を広げる。
そうしてるうちに、センスが磨かれてくるのだと思います。

・・・とか偉そうに書いてきましたが、有名なデザイナーである水野学さんがそういう趣旨の本を書かれていました。
もしこの記事を読んだ方で興味がある方は読んでみるとスゴく勉強になると思います。

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