先日、複数の業種にまたがって事業展開している企業様のWebサイトリニューアルを提案しました。

案件自体は失注したのですが、そこで複数のサービスにまたがって活動する会社が、どのようにサービスを展開しているか、それをどのようにデザインで伝えるのか、色々考えたのでまとめます。

クライアントの要望

その企業様の要望として、テナントを借りたり、自社のグループを説明するときに、多角展開していることを伝わりやすくしたいとの要望をいただきました。

その他にも日本のみならず、複数の国に拠点があり、規模もワールドワイドであることを伝えたいとのことでした。

後者に関しては、写真素材やコピーでなんとかなると思ったので、前者の多角化経営のデザイン、ビジュアル化をメインに考えました。

事業の一覧では伝わらない

事業の多角化の伝え方を考えるにあたってまず、現状のウェブサイトのデザインを踏まえて考えました。

現状のサイトの事業紹介ページは単純に各々の事業の会社のリストを載せ、各々の会社紹介ページにリンクする形でした。
特にヒネリがないデザインです。

このリストの形式は“情報整理のデザイン”としては正しいのかもしれませんが、一目で事業間のつながりや展開を伝えることには向いていないと思いました。
また、パッと見た時に見た人の興味を引くことが出来ないのではないかと思いました。
パッと見てワクワクしない、とでも言いますか。

事業の情報でも、ただ見せるだけでは覚えてもらえない、覚えてもらうために表現をヒネる必要があると思いました。

##事業がどのようにお客様の生活に関わってくるかを表現する
そこで考えたのが「お客様の生活に事業がどのように関わるか」をわかりやすく伝えるデザインです。

言い換えると人と事業(サービス)との関わりを、ビジュアル化することです。

お客様の一生をタイムラインで表現

具体的にどのように表現すれば伝わりやすいのかと考えて「人の一生をタイムライン」で表現し、その節目節目に関わるサービスを表示する」ということです。
「タイムライン」という表現はfacebookなどでも使われていますが、時系列で物事を表現することに向いています。
その「お客様の人生のタイムライン」に、その時その時に対応した事業を吹き出しで加える形にしました。

以下、素案で作成したものです。

このようにすれば、「お客様の人生に寄り添うサービス」ということが分かりやすいのではないかと考えました。
このアイデアを元にオリジナルのイラストを使い、サイトのテイスト・オリジナリティーを確保しようと考えました。

興味を持ってもらうために表現を考える

サービスや会社のことを知ってもらうのに、事実を整理して羅列するという手法でも知ってもらうことはできるのですが、同じようなサービスや会社のサイトをいくつか見ていると、どれがどの会社だったか分からなくなることがあります。

そこでデザインやコンテンツの見せ方に他の会社とは違った表現を使うことで、覚えてもらうことができるのではないかと思います。
そういった意味で“ヒネったデザイン”は会社・サービスを覚えてもらうには有効な手法だと考えています。

おすすめの記事