ショッピングカートのASPサービスを利用しているECサイトのカスタマイズ案件があり、ここ2ヶ月ほとんど毎日触っていました。
そもそもECキューブのカスタマイズの経験したことのない状態で、初めてカスタマイズをした中で
「事前にこれをしておけば、もっと早く作業を進められたのに!」と思ったことをまとめてみました。

一度、カスタマイズするショッピングカートで買い物テストをしてみる

実際に自分がショッピングカートを利用してみることで、必要なページを把握します。
その上で制作が必要なページをキャプチャ、リストアップしておくと、必要な作業の全体像を把握するのに役立ちます。
出来上がりのイメージもつくので「あとどれだけ制作するページあるの?」みたいなことを考えながら作業するストレスがありません。

可能であれば案件スタート前にカスタマイズしてみる

見積もり段階や案件が本格的にスタートする前にカスタマイズしてみると実際のカスタマイズを事前に体験できるので、つまずきそうな所を事前に把握できるのでおすすめです。
その場合、クライアントの利用している環境を試しに触ることは難しいでしょうから、カスタマイズするサービスの無料期間を利用するのが良いかと思います。

これはどんな案件にも言えることですが、マニュアルを読み込むよりも実際に触った方が絶対に理解が早いです。
未経験の案件を進めていく場合は「分からないことを言葉にして、どれだけ早く潰していけるか」と言う点を押さえておくだけで、分からないことを誰かに質問するにしろ、検索して調べるにしろ、かなり効率が上がります。
自分がWeb制作に関わり始めた頃「分からないことを言葉にする」と言う部分が苦手だったので、色々と遠回りしたなと今思います。

既にあるテンプレートをベースにデザインしていく

ショッピングカートのサービスは当然それぞれ仕様が違っていて、カスタマイズの方法もまちまち、それぞれの仕様に合わせて変更していく必要があります。

基本的に、全くの一からコーディングしたものを独自のタグを当てはめながら制作していくほどの自由度の高いものはないと考えておいた方が良いです。
(本当に自由に一から組んでいくのが良いのであれば、ECキューブなどのシステムを導入してカスタマイズしていく必要があります)

今回はショッピングカートの仕様を考慮しない状態でオリジナルを当てはめていくような作り方をしたため、そもそもの仕様を無視したものをどうやって仕様に当てはめていくか、ということを考えながらやっていくという効率の悪い遠回りな作業を延々と続けていきました。

そのおかげでスケジュールに遅れが出るわ、なかなか進まない作業にストレスを常に感じながらやらなければいけないわで、かなり神経をすり減らしました・・・。

やはり、今回のような仕様の決まったサービスにデザインを当てはめていくことが決まっている案件は、仕様に沿って作られたテンプレートを踏まえて作業を始めるのが一番だと思いました。
そうしておけば、仕様から大きく外れたものを無理しながら作ることもないでしょうから。

カスタマイズの流れを自分で書き出しておき、分からないことをメールで問い合わせする

今回の案件の場合、ボタンを変更する方法やCSSの編集方法みたいな個別の事項に関してはマニュアルがあったのですが、「オリジナルのデザインのテンプレートを作成する方法」のような、作業全体を俯瞰したようなマニュアルはありませんでした。

カスタマーサポートに電話して確認したところ、そもそもオリジナルでデザインを作ることをサービスの利用者が行うことを想定していないため、そのようなマニュアルは無いとのことでした。

そういった状況だったので、ひとまず自分でカスタマイズする流れを書き出し、最初に分からないことはカスタマーサポートに質問して潰しておく、と言うことをしていきました。
流れを確認しながら、カスタマーサポートにメールで質問する。
メールを送り返答が届くまでの間に、その他の不明点をリストアップして、質問のメールを送る・・・これの繰り返しです。
こう言う時はメールで質問することがポイントです。
電話では質問がいくつかある場合、質問して回答を聞いて、自分が理解できていないことを聞いて、回答を聞いて・・・の繰り返しで複数の質問の回答を知るには、電話は不向きだと実感しました。
結果、すごく時間かかるし、メモをまとめるのも時間がかかるし、効率が非常に悪い。
(メールでの問い合わせではどうしても埒が明かない場合は電話することも良いですが)

ソースを自由に編集できないが故のメリットもある

不慣れなショッピングカートのテンプレート編集でしたが、当初は想定していない意味で非常に助かったのが「ショッピングカートのソースを自分で組めない」とことが原因で「カートが動かない!」と言う事態を避けられたことです。

どういうことかと言うと、ECキューブのようなオープンソースのシステムのテンプレートを自作する場合は、カートに必要な機能を実装するために、当然ながらプログラムが動くためのタグを必ず埋め込む必要があります。
このタグが不足していたり、埋め込む箇所を間違えるとカート自体が動きません。
システムのテンプレートの自作や改修に慣れている人なら、なぜ動かないのか見当がつくと思うのですが、経験のない人にとってはかなりのストレスになります。

その点、あらかじめ構築されたシステムの出力されるHTMLソースが一定のテンプレートのCSSの改修であれば、記述を間違えてもカート自体が動かなくなることがありません。
レイアウトが崩れた時は「ドキッ」っとしますが、冷静にCSSを調整していくことで対処できることがほとんどですから、一からテンプレートを組んでいく時のような致命的なミスが発生しにくいと実感しました。
この点は予想していませんでした。
正直、この点で今回の案件は非常に助かりました・・・。

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